後から設置できるフロートテレビボードの魅力|設置時の準備と注意点

リビングを格上げする「後付けフロートテレビボード」

「今の壁にフロートテレビボードを取り付けられるの?」という疑問を持つ方は多いですが、カワジリデザインのフロートテレビボードなら後付けが可能です。この特徴は非常に大きなメリットになるでしょう。新築やリフォームのタイミングを待たなくても、理想の見た目や機能を手に入れられます。ただし、設置にはいくつかの条件と注意点があるため、ここでしっかり確認しておきましょう。


後付け設置の準備と施工ポイント

1. 下地補強は必須

壁の内側にしっかりした補強材(例えば合板など)を入れておくことが大切です。普通の石膏ボードだけでは十分な強度が保てず、時間が経つと歪みや傾きが出る可能性があります。

2. コンセント・アンテナの配置を確認

テレビやAV機器を使う際、電源やアンテナ端子の位置が重要です。ボードの中にコード類をきれいにまとめられるよう、なるべく隠せる位置へ配線・端子を移設できるように計画すると仕上がりがスッキリします。

3. 壁材施工の順番に注意

エコカラットやタイルなど壁素材を貼る予定がある場合は、先にテレビボードの設置を済ませておきましょう。壁材を先に貼ってしまうと金具が固定できなくなるなどの理由で、後から取り付けられないことがあります。施工の順番をあらかじめ設計段階で決めておくのが無難です。


後付けで得られるメリット

スタイリッシュな見た目と広がり感

床に接しない浮遊感のあるデザインで、視覚的にリビングが広く感じられます。掃除もしやすく、無駄なスペースが減るためインテリアとしての整理された印象も強まります。

安全性・耐久性の高さ

「後付けだと強度が不十分では?」という不安を持たれる方もいますが、カワジリデザインのフロートテレビボードは耐荷重200kg以上の設計。適切な補強と施工が行われていれば、長く安心して使えます。

完全オーダーメイドで場所にフィット

設置場所のサイズや形状に合わせて作れる完全オーダーメイド仕様。後付けでも、スペースや左右の余裕・バランスを考慮してぴったりのものを選べます。既成サイズでは合わない壁面にも無駄なくマッチさせられます。


注意点:見落としがちなポイント

  • 壁の材質・状態
     石膏ボードだけの壁や、すでに貼られたエコカラット/タイルの上からでは、補強や金具の設置が難しいケースもあります。壁の状態を施工前にしっかりチェックしましょう。
  • 電源・配線の確保
     テレビとAV機器の電源やアンテナ線をどう処理するかは意外と重要。ボード内部に収めたい場合は、配線を見せずに済むような設計が必要です。
  • 施工順序のミスによる後悔
     壁材施工とテレビボード取り付けの順番を誤ることで、後から取り付けが物理的にできなかったり、見た目が悪くなったりします。計画段階で施工業者と話をしておくことをおすすめします。

まとめ:後付けでも理想のテレビボードを手に入れよう

条件さえ整えば、後付けのフロートテレビボードでも大きな魅力を発揮します。下地補強の確保、電源・配線の整理、壁材との施工スケジュールの管理など、ポイントを押さえておけば安心です。美しく、機能的で、空間にマッチするテレビボードで、リビングの印象がグッとアップします。ぜひ計画的に進めて、後悔のない設置にしましょう。

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この記事を書いた人

【フロートテレビボード開発者】
2004年にフロートテレビボードを開発した家具デザイナー
従来のテレビボードの欠点を解消するために、テレビボードを浮かせて配線を収納する構造を考案
ハウスメーカーや設計事務所などから多くのオーダー家具の依頼を受けている
住宅の設計担当者やインテリアコーディネーターの講師も務めている

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