【緊急提言】危険なフロートテレビボードの見分け方

フロートテレビボード シンプル

  • 一番危険なフロートテレビボードは取付を建築側にすべて委ねるもの。
  • 下地があればそれで良しとするもの。

目次

ただ壁に固定できたから安全とは言えません

これは一般の人だけではなく
建築側にも誤解を与えるもので

ただ壁に固定できたから安全とは言えません。

その理由は下地にもいろいろあり
木造の物から軽量鉄骨のものとあります。

さらに

柱に止めるビスの数によっても強度は変わります。

フロートテレビボードは
内部に機器類が手前に置かれるものです。

さらに引き出しがあると手前に出した状態では
荷重がさらに増すことになるので壁にビスで固定しただけでは
壁ごとはがれてくる恐れすらあります。

ですから

壁に固定だけしていれば大丈夫と思わないでください。

最低でも固定するための金具が必要です。

さらに言えばそれでも安全とは言えません。

キャビネットの構造が弱ければ

本体と背板が分離する。つまり壊れてしまうことが予想されるからです。

では安全な金物はどういうものかを説明します。

それは

ブラケット型のものです。

これであれば

壁面だけではなく

キャビネットも支えてくれるので
歪むことが無くなります。

ですが

フロートテレビボードを支えるブラケットの数を
両端だけにすると

キャビネットの中央部分が静かに下がってきます。

これが厄介なもので

半年後一年後に現れるからです。

検証期間を設けずにすぐリリースされたものに対してはよくよく注意する必要があります

ですから

検証期間を設けずにすぐリリースされたものに対しては
よくよく注意する必要があります。

カワジリデザインが

2004年にフロートテレビボードというものを初めて考案して、

モデルハウスで公開してから全国に販売開始するまで

10年以上も検証した理由はそこにあるのです。

職人さんが考えたものだから安全だとは決して言えません

どんなベテラン職人でも
家具を浮かせた経験はないはずです。

キッチンの吊戸棚とでは勝手が違い過ぎるからです。

ちなみにキッチンの吊戸棚は奥行きが370ミリほどで
高さが500ミリから600ミリ、

つまり縦長となっているので
見た目から安定していると分かります。

それに対してフロートテレビボードは

奥行きが430ミリに対して
高さが250ミリしかありませんので

不安定さはキッチンの吊戸棚と比較にはならない。

つまり

まったく新しい取り付け方を見出すしかないということです。

職人さんが考え出したから安全だとは決して言えないということです。

私がかつて家具工場に勤務していたころは

ベテランの職人さんと幾度も打ち合わせを重ねてきていますが

未知なものに関しては、つまり前例がないものに関しては
とりあえず工場で作って検証するしかなかったからです。

なので慎重を期す必要があったということです。

テレビの周りには小さなお子さんがいることを忘れないでください

いまは

テレビボードと検索すると

必ずと言ってよいほど

フロートテレビボードというキーワードがヒットします。

検索数もそれにより

だんだんと増加傾向にあります。

そこをチャンスと捉えて類似製品をリリースする気持ちも分かりますが

フロート、

つまり浮かせたものには常に落下の危険性があること、

そして

テレビの周りには小さなお子さんがいることを決して忘れないでください。

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この記事を書いた人

【フロートテレビボード開発者】
2004年にフロートテレビボードを開発した家具デザイナー
従来のテレビボードの欠点を解消するために、テレビボードを浮かせて配線を収納する構造を考案
ハウスメーカーや設計事務所などから多くのオーダー家具の依頼を受けている
住宅の設計担当者やインテリアコーディネーターの講師も務めている

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