フロートテレビボード後付けの手順と設計のポイント

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フロートテレビボードは壁にしっかり固定することが大切

フロートテレビボードは壁にしっかり取り付けなければなりません。

ですが
通常の家具の設計をしては建築現場にそぐわないものとなってしまいます。

それは通常家具の設計をするときにはルールがあるからです。

それは材料を無駄なく使うというものだからです。

置き式の家具でしたらそれで良いのですが、
壁にしっかり付けるとなると
建築現場にとって都合の良い寸法にするべきなのです。

ただそれだけです。

難しいものではありません。

住宅を建てるときの
モジュールは
3尺×6尺
(910mm×1820mm)
となっているので

その位置にある
柱に固定金物が
当たるようにするだけです。

柱の位置がずれる場合は
別途下地の補強が必要です。

この場合は
ボード裏にコンパネを
貼るだけで十分な強度を得られます。

耐火構造の住宅では
ボードをカットすることはNGなので
現在では固定金具を
ボードの上から直接付けるようにしていますが
耐荷重実験では200kgを超えています。

1800を超えるサイズで
両端だけで支えれば良いという考えもありましたが
テレビボードに機器類が入ってさらに
テレビも乗るということになった時に
数ヶ月でテレビホードのセンターが数ミリ下がったということがありましたので

それ以来、

最低でも3箇所にブラケットが必要だという結論に至りました。

ブラケットについても
すべて差込型というのではなく
下を支えるものはアングルでも良いわけです。

ですから

金物の知識を鉄(スチール)に詳しい業者さんから学ぶと良いでしょう。

フロートテレビボードは安全が第一



2004年に、
浮いたテレビボードを開発し、
取引のあるハウスメーカーのモデルハウスで公開して
その名をフロートテレビボードにしたものですが

今では他でも同様のものが多数でてきていますが
不安に思っていることは
耐荷重が十分なのかということと
施工に関して建築会社との打ち合わせもお客様に任せきりなのかどうかが
気になります。

構造ももちろんですが

とにかく
フロートテレビボードは安全が第一です。



■フロートテレビボードの耐荷重実験で200kg以上達成
https://kd-office.com/?p=13081





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この記事を書いた人

【フロートテレビボード開発者】
2004年にフロートテレビボードを開発した家具デザイナー
従来のテレビボードの欠点を解消するために、テレビボードを浮かせて配線を収納する構造を考案
ハウスメーカーや設計事務所などから多くのオーダー家具の依頼を受けている
住宅の設計担当者やインテリアコーディネーターの講師も務めている

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