75型テレビとサラウンドシステムとフロートテレビボードでシンプルなシアタールーム兼リビングが完成

とても欲張りな空間です。
フロートテレビボードによってシンプルにまとめていますので
リビングにシアタールームが出来たような感じです。

かつてはシアタールームと言えば地下室に100インチを超える
スクリーンとサラウンドシステムがあるといったものでしたが、
テレビの大型化でリビング自体がシアタールーム化したと言っても良いでしょう。

ただリビングをシアタールーム化するのには少し困ることがあるはずです。

それは豊富な機器類をどのようにするかという問題です。

ですがフロートテレビボードによってその問題をクリアすることができます。

今回のプロジェクトはまさに、
シンプルなシアタールーム兼リビングをご希望するオーナー様からの
明確なお問い合わせから始まりました。

目次

初回からはっきりとご希望が明記されていました

お客様からのお問い合わせメールでは

はじめからご希望が具体的に示され、
平面図まで添付されていました。

そのメール内容を一部紹介すると、

・木造だて1軒やの3階リビングに設置
・テレビはSONYブラビア 75型or85型で検討中
・壁掛けテレビ(壁補強あり)
・1900 タイプA希望
・壁紙が黒のため、黒orこげ茶で検討中
・お掃除ロボット使用(棚の下通れるように)
・棚にしまうもの(DVDレコーダー)
・棚にのせる可能性があるもの(Wi-Fiルーター、サウンドバー、空気清浄機)

このご希望項目を見ると

お客様はすでに完成イメージをしっかりお持ちだということが分かります。

フロートテレビボードのカスタマイズに取り掛かる

フロートテレビボードは開発時にあらかじめいろいろ想定していたので
内部にコンセントやアンテナを収納するだけではなく
レコーダーやゲーム機やメディアの収納も可能になっていて
さらには施工においても後付けが可能にしています。

ですが、
シアタールーム仕様とするにはこれだけでは不十分なので
若干カスタマイズすることにしました。

まず一番に、アンプの持つ熱をどのように放出するかを考えました。

すでに通気用の穴はあるのですが、それでは足りないという意味です。
これに関してはテレビボードの上部に通気用のスリットを設けることで解決です。

それで問題なく製作に入れるはずでしたが、
お客様から送られてきた現場写真を見ると、電源の位置が固定するための
金物(ブラケット)にぶつかってしまうことが分かったのです。

こういうことも想定済みでしたが、
この写真を見て分かるとおり壁一面に断熱材が入っていて隙間がなかったので
コンセントの移設方法を考え直す必要がありました。

ここからは専門的な話になるので省略させていただきますが
こちらが提出したコンセント移設の手順を必ず建築会社と電気屋さんに
見てもらって安全性を担保してもらうようにとお願いしました。

移設後の写真はこちらです。

図面が確定してから建材を選んでもらいます

フロートテレビボードについては建材を選ぶのは
図面が確定してからでも良いですよとお伝えしています。

もちろんはじめから決めても良いのですが
あまりにも多くの柄があるために迷ってしまうことがあるからです。
(柄は900以上にもなります)

それにテレビボードの柄は床や壁のカラーとも関係してきますので
できるなら建築会社の設計担当者やインテリアコーディネーターの意見も聞くと良いですよと
お伝えするようにしています。

人気施工例のまとめはコチラ

フロートテレビボードの柄の多さはインテリアコーディネートに重きを置いたから

フロートテレビボードを開発した時に建材の柄の多さ、耐久性を考えて
仕上げはメラミン化粧板を使うと決めましたが、
それは家のインテリアコーディネートに重きを置いたからです。

なぜなら家具のショールームやWEBサイトで気に入った家具が見つかっても
色や柄が家に合わないということが少なくないからです。

ですからフロートテレビボードは完全オーダーとして
どんな家にも合う柄やカラーを選べるようにしたわけです。

インテリアコーデイネーターはカーテンからクロス、
床とのバランスを考えてさまざまなアイテムのコーディネートを考えているので
フロートテレビボードの素材やカラーも自由度が高いほうが良いからです。

テレビボードだけ良くてもダメ

センスの良い家とは一口に言うとバランスの良さが際立っている家です。

一つ一つの家具のグレードが高くても
リビングダイニングならばキッチンとリビングボードだけではなく
そのほかの家具とのバランスが取れていなければ少し残念な結果となります。

自分は、家具だけではなく、建具、階段まで含めて全体を見るようにしています。
もっと言えば玄関から洗面室、トイレ、寝室までトータルして考えます。

これはまさしくモデルハウスの家具を考えるときのポイントです。

以下の施工例動画はモデルハウスではありませんが
テレビボードだけではなくシステムキッチン(アイランドキッチン)、
洗面化粧台、トイレカウンター、寝室収納まで設計と施工管理したものですので
ごらんください。

https://www.instagram.com/tv/CCFsrc8glxd/

品質が良くなければいけない

WEBでどんなに素晴らしく見えていても
実際のテレビボードを見て「ちょっと粗末な感じがする」ということではいけません。

当社でもかつてはそのようなクレームを受けて作り直したということがありました。
実績も申し分ない工場にお願いしていたのにもかかわらずです。

当然それから製作体制の見直しをしたことは言うまでもありません。

それから一年以上経つのですが仕上がりについてはとても高い評価をいただけています。

恥を偲んでクレーム事例を公開したのは
常に正直でありたいからです。

それでもオーダー家具である以上は想像外のことが起きることが残念ながらあります。

その時には素早く対処させていただいています。

ともに作り上げていく楽しさ

フロートテレビボードを完全オーダー制としているのは
一から作り上げていく楽しさをお客様と共有したいからです。

「オーダーメイド」と名乗っているのに
選べる建材も少なく、カスタマイズの範囲が狭ければ
お客様は欲求不満を抱えたままとなってしまいますので
k-designではとことん打ち合わせをしています。

最長で3ヶ月にも及んだこともあるくらいです。

ちなみに家は3ヶ月で完成します。

そういったことから
ハウスメーカーのご担当者やインテリアコーディネーターも交えながら
徹底したものづくりをしています。

製作から完成までをごらんください

すでに完成していますので検品した時の写真をごらんください

ここから完成写真です

たかがテレビボード、されどテレビボード

テレビボードを設置する場所はリビングとなります。

そのリビングの印象しだいでその家のセンスを判断されるとしたらどう思いますか?

k-designが販売しているのはフロートテレビボードによって作られる
シンプルモダンな空間です。

ご一緒に作り上げる体験をしてみませんか?

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この記事を書いた人

【フロートテレビボード開発者】
2004年にフロートテレビボードを開発した家具デザイナー
従来のテレビボードの欠点を解消するために、テレビボードを浮かせて配線を収納する構造を考案
ハウスメーカーや設計事務所などから多くのオーダー家具の依頼を受けている
住宅の設計担当者やインテリアコーディネーターの講師も務めている

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