ホームシアター向けのフロートテレビボード・スリットデザインの施工例

ホームシアターを楽しみたいということで
フロートテレビボードに収める機器類が豊富にあるということなのですが
耐荷重は200kg以上なので問題はありません。
キャビネット内部は配線も自由に回せるのでこれも心配なし。

ただ、アンプが入る為放熱をさらに良くする必要があったため
ガラス扉の部分を小さなルーバー、スリットデザインとしました。

目次

通気を良くするために考案したスリットデザインの扉

N様からのご依頼内容は

ホームシアターを楽しみたいということで
フロートテレビボードに収める機器類が豊富にあるということなので
通気用のスリット(開口)だけではなく
最近開発したスリットデザインの扉を付けることにしました。

スリットデザインの詳細はこちらでご確認ください。

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カウンターにはドットが見えないLEDバーライトをフラットに埋め込みました

ホームシアターなので
テレビボードに間接照明も欲しいということになり
お客様に指定していただいたLED照明のサイズに合わせて
カウンターに埋め込むことにしました。

こちらの製品は従来のテープライトで気になるドットを見えなくするカバーが付いていて、
端の収まりもきれいになるようにエンドキャップもあるというすぐれものです。
もちろんサイズも自由に決められ調光付です。

LEDバーライト LED-B-TAPE型

https://search.sugatsune.co.jp/product/g/gLED-B-TAPE/

機器類の寸法に合わせてミリ単位の設計をします

k-designのフロートテレビボードは
2004年の発表当時から完全オーダー対応にしていますので

ご依頼があった時には必ず収納したい機器類の種類を聞いています。

寸法が知りたいということだけではなく、例えばレコーダーによっては
放熱できる場所に置いて使用してくださいという注意書きがあるからです。

それをヒアリングした上で設計するようにしています。

リビングのどの位置に配置するのかでもデザインを変えています

テレビボードというと、デザインや仕上げのカラーなどに
注意が行きますが、

大切なのはリビングのどの位置に設置するかということです。

よくあるのが天井の照明器具の位置がテレビボードの位置から
ずれてしまうことです。

そういった場合は平面図をいただいた時点でわかりますので
お客様にはそのこともお伝えした上で設計に入ります。

迷った場合に備えて対案も用意させていただくことも少なくありません。

想像を超えた設えに感動

設計や打ち合わせを重ねて行くと
多くの場合は完成した様子もある程度想像が付くものですが

最近では良い意味でそれを裏切るほど素晴らしいしつらえになっていることが
多くなっています。

今回もまさにそうでした。

お客様から送られてきた写真を始めて見たときに
リビングの完成度が非常に高いと感じさせられました。

そしてこちらが提唱しているモダンなシアタールームも見事に
実現されていました。

従来のシアタールームのテレビボードは
機器類の重さや熱に弱いため必要以上に大きなものにする必要がありましたが

フロートテレビボードの開発当初から耐荷重が十分であること、
歪まない構造にすることなどに留意していましたので、
提唱どおりにモダンなシアタールームになっていたのには
喜びも感じているところです。

お客様からレビューと機器類が収納された写真をいただきました

お客様からいただいたレビューの中に
「収めたスピーカーの音が歪まない」という文言があり、
それが家具の構造由来のものだということまで気づかされました。
こちらは機器類をきっちり収めるのは当たり前のことなのですが
使用感までは分かりませんのでこのレビューはとても参考になり励みになりました。

フロートテレビボードとはどんなものか? と調べる暇も無く慌てて数社を選定し迅速に図面の作成、相談、納期を教えて頂いたのがカワジリデザイン様でした。実は早すぎて怪しいとも思いました…。 当初の納期ではギリギリ間に合うかどうかとの回答でした。やはりどんなフロートテレビボードにするか色々と参考にネットやPinterestなどを探ってみたのですが良い物が無く、私がギリギリまで悩んでいたせいで製作納期がどんどんと無くなりました。 結局、カワジリデザイン様のラインアップから選定し、寸法W2,400mmに設定しました。 ここから扉、蓋の数を自分がまだ購入していないAVアンプのサイズに合うか確認し、D500mmを希望しましたが、プロのアドバイスにより強度の問題でギリギリD480mmとなりました。実際に設置したところ全く問題無くアンプ、センタースピーカー含め設置出来ました。 さて、強度はというと183cm 76kg の私が乗っても「全くもって動きません!」かなり頑丈です。 頑丈なためセンタースピーカーの音が歪みません。

続きはこちら→:k-design(カワジリデザイン)さんのレビュー

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この記事を書いた人

【フロートテレビボード開発者】
2004年にフロートテレビボードを開発した家具デザイナー
従来のテレビボードの欠点を解消するために、テレビボードを浮かせて配線を収納する構造を考案
ハウスメーカーや設計事務所などから多くのオーダー家具の依頼を受けている
住宅の設計担当者やインテリアコーディネーターの講師も務めている

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