フロートテレビボードの寸法の決め方と四つの注意点

フロートテレビボード寸法の決め方

フロートテレビボードは、
床置きタイプと比べてすっきりとした印象を与えるため、近年人気が高まっていますが、

床置きタイプとは異なる特徴や注意点があります。
そこで、今回はフロートテレビボードの寸法の決め方と、知ってもらいたい四つの注意点をご紹介します。

目次

フロートテレビボードの寸法の決め方

フロートテレビボードの寸法の決め方ですが

まずワイド寸法(W)は建材の長さが最大2400までとなっているため

それを超えると天板(カウンター)に継ぎ目ができるということを知っておきましょう。

それと一本で運送できるのは3メートルまでとなっているため
それ以上の長さになると分割して送ることになります。

それだけの違いですから

フロートテレビボードのサイズは

4メートル以上でも可能となります。

もう一つ。

建材の長さは

1800。

そして

2400の2種類があります。

価格も1800よりは2400が高くなることを知っておきましょう。

奥行き寸法と高さには余裕が必要

それと奥行き寸法の決め方ですが

レコーダーやアンプの場合は

プラグを差し込む寸法も必要ですので

奥行き寸法プラス4センチから5センチあると良いでしょう。

そして一番多いのが

高さの問題です。

フロートテレビボードは浮いた形になっているため

床置きのテレビボードより

内部の有効高さがどうしても短くなります。

そのため

あと1センチあればゲーム機が入るのにといったことが多いのですが

カワジリデザインは完全オーダー対応としていますので

入らなくて困ったということはありませんのでご安心ください。

以上が寸法をどうするかという話ですが、

ほかに注意をしなくてはいけないことが四つあります。

注意点1 耐荷重

一つは、

耐荷重です。

フロートテレビボード耐荷重テスト

アンプの重さだけで10キロから20キロくらいあります。

レコーダーは軽いとしても、

メディアを収納すると何十キロにもなるのでそれに耐えうる構造でなければ

やがて壁からはがれてきたり、

テレビボードの中心部から下がってくるという可能性は捨てきれません。

ましてテレビボードの設置高さは平均すると床から45センチから50センチとなるので

小さなお子さんが上に乗ることがありますのでなおのこと耐荷重を調べたほうがよいです。

注意点2 排熱構造

二つ目は、

熱を外に逃がす構造になっているかどうかです。

フロートテレビボードゲーム機収納
フロートテレビボードアンプ収納

最新のレコーダーやゲーム機は高性能になっているため
機種によっては必ず換気できる場所に設置してくださいというものがあるからです。

注意点3 配線ルート

テレビボード内でどこにでも配線ができることです。

フロートテレビボードオーディオ機器収納

注意点4 外部機器に接続

そして最後の四つ目は、

外部の機器類に繋げれるようにすることです。

テレビが大きくなると音響も比例して豊かなものにしたくなり、

サウンドバーやウーファーと繋げたいと思うようになるからです。

フロートテレビボード ホームシアター

以上簡単ではありましたが

フロートテレビボードの寸法の決め方と四つの注意点でした。

動画解説はこちら

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この記事を書いた人

【フロートテレビボード開発者】
2004年にフロートテレビボードを開発した家具デザイナー
従来のテレビボードの欠点を解消するために、テレビボードを浮かせて配線を収納する構造を考案
ハウスメーカーや設計事務所などから多くのオーダー家具の依頼を受けている
住宅の設計担当者やインテリアコーディネーターの講師も務めている

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