フロートテレビボードの開発動機は浮かせることのメリットが多いから

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テレビボードの悩みは浮かせることで解決する

テレビボードの設計をするたびに
リビングをシンプルに見せたいとは思っていても
床に置く従来のスタイルから離れられず、

結果リビングを狭くさせ、
配線などのコードで雑多になっていくことはことは容易に
想像できてしまうのでどこか諦めに似た気分になっていました。

そこで
どうしたらリビングを広く見せ、
なおかつ配線も見せないことができるのかと考えたら

「テレビボードを浮かせることができれば解決する」

という結論に至りましたが、

果たしてテレビボードを浮かせることなんて
できるのだろうかと考えたら
限りなく無理だという結論にしかならなくて暗澹とした
思いになりました。

鉄骨を使うことを思いつくまでは。

鉄骨(スチール)の強度を利用することに

長年家具の設計をしていると
無意識に木工知識だけでなんとかしようと考えるので、
そこに鉄骨を使って不安定な家具を作るという発想が浮かびません。

ですが
私はたまたま鉄骨(スチール)階段の設計と施工を管理する
機会がありましたので、
スチールの強度を利用することで家具を浮かせることは
きっとできると思ったことが
フロートテレビボードの実現化のきっかけとなりました。

それからは
階段設計の時にお世話になった鉄工場の社長に
いろいろと手ほどきを受けて、

鉄工場の社長に
「これなら大丈夫だよ」
というお墨付きを得ることができました。

そして当時お付き合いのあったハウスメーカーの
モデルハウスの家具として発表できたのです。

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フロートテレビボードは安全第一でなければいけない

ハウスメーカーのモデルハウスに展示できたことで
フロートテレビボードのお問い合わせが増える中、
類似品も出回ることは容易に想像できましたが
同時に心配事も増えました。

それは
形だけ真似て、
十分な耐荷重があるかどうかということです。

テレビは大型であっても重量は軽くなっていますが
テレビボードの内部にはレコーダーを始め
メディアを収納していくとテレビボードの
本体の重量は70kg、80kgを超えていきます。

それを市販の固定金具2本だけで支えるとなると
落ちないかも知れませんが構造によってはキャビネットの中央部分が
下がってくる可能性があります。

ですから
フロートテレビボードの全国発売は
多くの施工を重ね、多くのメンテナンスを行い、
確実性と安全性が証明された時点で発売の開始をしているのです。

フロートテレビボードはかんたんに外せない

オーダー家具と言っても
置き式のものなら補修するときには
すぐ引き下げが可能ですが、

フロートテレビボードは
壁にしっかりと固定し、
さらにコンセントも移設などしていますから
簡単には外せません。

さらに壁材によっては外す時に傷が発生しやすいため
壁材の補修まで考えないといけないのです。

フロートテレビボードは進化している

フロートテレビボードを全国にお届けして
お客様から完成写真を受け取っていると、
自分には思いつかないカラーの組み合わせや
設えが多く見られるようになっていきました。

お客様には、
「家具はこうでなければいけない」という思い込みが無いため
直感的なカラーコーディネートができるのだと感じさせられました。

それからは
お客様には技術的なアドバイスはしますけど
カラーコーディネートなどは実際の写真を見て
考えていただいています。

それが苦手な場合は
ハウスメーカーのインテリアコーディネーターや
設計担当者にも意見を伺うようにおすすめしています。

フロートテレビボードをお客様に直接販売している理由

フロートテレビボードをお客様に直接販売している理由は
一つです。

それはお客様がご負担する経費をできるだけ削減したいからです。

家具に関わらず
流通の仕組みは中間に入る会社の数で
原価率が下がってきます。

この仕組みは
販売する会社に利益をもたらし
製造メーカーには大量に注文が入るという王道システムです。

ですが
このシステムを用いれば

「お客様がご負担する経費をできるだけ削減したい」

ということはできなくなります。

さらに
大量の注文も期待できないのですが

完全オーダー品となるとそもそも大量製造は無理なので
手が届く範囲を超えては品質に影響がでるので
お受けするべきではないと思っています。

「施主支給品」として扱っていただけることに

家の建築には昔から
施主がお持ちの家具を「施主支給品」と言って
設置するまでを無償で行うということが不文律、
つまり暗黙の了解事項となっています。

ですが
オーダー家具ということになると
必ずしも了解頂けないことも確かです。

ですから
製品に間違いがあってはいけないというになりますが
幸いなことにk-designのフロートテレビボードについては
多くのハウスメーカー様にご協力をいただけていることには
感謝しています。

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施工マニュアル動画で施工手順をお伝えしています

フロートテレビボードは
家に固定してもらう必要があります。

では
誰に取り付けてもらうのかと言うと
建築会社様、つまりハウスメーカーや
工務店様に取付をお願いする形になります。

ですが
いきなり取り付けをお願いするのは
ちょっと乱暴ですので
詳細図だけではなく
施工マニュアルもお渡ししています。

そのマニュアルの中には
下地の追加場所や電源の位置なども明記するのはもちろんのこと、
取り付けの手順などもわかりやすくする必要があります。

ですから
k-designは施工解説動画も用意しています。

これなら安心ですよね。

家具づくりの楽しさを体験してもらいたい

DIYブームが示すように
家のインテリア家具は自分で作りたいものです。

それがフロートテレビボードという
最新式の家具で実現できたら楽しいと思いませんか?

オーダー家具と言う限り制限は少ないほうが
良いに決まっています。

ですから
k-designでは
参考となるパターンを紹介して
好きなようにカスタマイズをしてもらっています。

そうは言っても
何もないところから形を生み出すことは困難ですので
部分的にカスタマイズすることが多いのですが、

中にはスケッチを書き、
「このような家具を作れますか?」
と訪ねてくる方もいらっしゃいます。

その場合は、
製作に問題があるかどうか、
デザイン的にもっとよくする方法などを
アドバイスさせていただいています。

これなら
自分で作るDIYとはいかないのですが
自分の家具のプロデュースをしたことになります。

ご自分の書いたスケッチが
形となって家に付き、
モデルハウスのようになった時には感動を覚えますよ。

フロートテレビボードを希望する場合はどうするの

では、
フロートテレビボードを希望する場合、
具体的にはどのようにすれば良いのでしょう。

実はこのご質問が一番多いのです。

多少前後しても問題ありませんので
以下の手順で進めてください。

「お問合せ」していただきます。

お問合せする前にサイトの作品集をごらんになったと思いますが、

できれば
「価格表」までごらんいただくとその後の流れがスムーズになります。

何もわからない状態でも構いません。

まずはお気軽にご相談ください。

状況に合った手順を説明させていただきます。

お問い合わせの状況に合ったこれからの手順をわかりやすく
説明させていただきます。

以上の二つだけで結構です。

あまりに簡単で拍子抜けしませんでしたか?

まずはk-designに「お問合せ」からコンタクトをしていただき、

それからメールでヒアリングを重ねて
適切な手順を説明させていただくということです。

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この記事を書いた人

【フロートテレビボード開発者】
2004年にフロートテレビボードを開発した家具デザイナー
従来のテレビボードの欠点を解消するために、テレビボードを浮かせて配線を収納する構造を考案
ハウスメーカーや設計事務所などから多くのオーダー家具の依頼を受けている
住宅の設計担当者やインテリアコーディネーターの講師も務めている

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