【ホワイトフロートテレビボード】ホワイトを基調としたインテリアは王道

フロートテレビボードをたくさんプロデュースさせていただいていますが
ホワイトを基調としたインテリアは王道なのだなと感じさせられた施工例がありましたので、
あえて【ホワイトフロートテレビボード】という言葉で紹介させていただきます。

目次

緊急のお問い合わせからこのフロートテレビボードプロジェクトは始まりました

「緊急でオーダータイプのフロートテレビボードを探しています」との
お問い合わせからこのプロジェクトは始まりました。

詳細を伺うと、
当初希望していた既製品のフロートテレビボードが
強度不足のため取り付け不可ですと建築会社から言われたのが
すでに工事が進んでいるタイミングだったことから緊急のお願いとなったようです。

このように工期に余裕がない中でのお願いというのは
オーダー家具の世界では珍しくないので、それを何とかする方法を探すことにしました。

現場の状況はギリギリのタイミングでした

そこで現場の状況を伺ったところ、
配線工事の直前だと分かったので
それなら下地の追加や電源位置の調整ができるので
後は工期との折り合いを付けることだけです。

いただいた平面図

工期との折り合いとは

工期との折り合いとは、大工さんが入っている時にしてもらうこと、
そしてフロートテレビボードの納品前に固定する金物を先に納品するなどの
細かな調整を現場担当者様と密に打ち合わせをするということです。

当然この打ち合わせはお客様に変わってこちらと建築会社のご担当者様と進めるものですので
お客様とはフロートテレビボードのデザインの打ち合わせを進めていきました。

と同時に、
急ぎの物件があることを工場に知らせて図面が確定したら
すぐ製作にかかってもらうように依頼することも忘れていません。

お客様の不安を払拭する

オーダー家具というのは、
まだできていないものを頼むということなので
どのように打ち合わせしたら良いかがわからないものです。

ましてこちらとは直接顔を合わせることもなく
どのような物が作られるかも分からないのですから
不安要素ばかりと言っても過言ではありません。

ですから
こちらができることは密なヒアリングと数度に渡るご提案で
少しでも不安を払拭していただくようにしています。

私と建築現場側、設置業者側との打ち合わせがスタート

お客様とのデザインの打ち合わせが始まると同時に
私と工事側(建築現場側、設置業者側)との打ち合わせも始まりました。

流れとしてはこうです。

・お客様のご要望

・図面作成

・現場確認

これを繰り返すわけです。

その打ち合わせは細部に渡ったので
図面の修正も一度や二度ではありません。

妥協のない打ち合わせが続く

図面の修正は四度に渡りましたが
それまでにやり取りしたメールの数はゆうに30回を超えていました。

特にデザインにはこだわりが見られ、
扉のガラス部分の高さをあと数ミリ小さくとか、
機器類がすべて収納できるか、そして排熱をどうするかに及び、
全体のサイズをミリ単位の調整をするなどして何度も何度も検討を重ねました。

そして煮詰めるたびにお客様のご要望に近づいていることが分かってからは
何とも言えないワクワク感が湧き上がってきたことを思い出します。

図面の修正が最終段階に近づいた頃には
建材選びも進んでいました。

お客様の好みは「ツヤ有り」ということなので
今までの「ツヤ有り」の施工例を紹介して、
建材サンプルを10枚手配させていただきましたが
余計に迷うのでは?と心配になったほどです。

・断面詳細図


・「ツヤ有り」の施工例

・「ツヤ有り」の施工例

・「ツヤ有り」の施工例

・メラミンサンプル手配

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製作模様



緊急のお問い合わせから始まったわけですが
これほど密度の濃い打ち合わせができたことには私自身驚いています。

そうして無事に図面が完成して工場に製作をお願いしました。

そして一ヶ月後に工場から送られてきた製作写真がこちらです。











ホワイトを基調としたインテリアは王道



完成写真(設置後の写真)



こちらでは製作までの様子は分かりますけど
お客様の家にどのように設置されたかが分かりません。

ですから、お客様には
設置後の写真を送っていただいているわけです。

この度も送っていただいたわけですが、

白(ホワイト)を基調としたインテリアに溶け込むようなホワイトフロートテレビボードを
見たときには「ハッと」してしまいました。

そしてホワイトを基調としたインテリアは王道なんだなとあらためて感じているところです。

















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この記事を書いた人

【フロートテレビボード開発者】
2004年にフロートテレビボードを開発した家具デザイナー
従来のテレビボードの欠点を解消するために、テレビボードを浮かせて配線を収納する構造を考案
ハウスメーカーや設計事務所などから多くのオーダー家具の依頼を受けている
住宅の設計担当者やインテリアコーディネーターの講師も務めている

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