フロートテレビボードの色を床に合わせる派?別のものと合わせる派?

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フロートテレビボードを希望される方はインテリアに関心が高い方が多い

フロートテレビボードを希望される方は
インテリアに関心が高い方が多いので

オーナー様の
カラーコーディネートにはこちらが勉強させられているぐらいです。

では実例を紹介させていただきます。

床の色と素材感を合わせた例

これはオーソドックスでありながら非常に難しい例です。

なぜなら
必ずしも希望の建材があるわけではないからです。

練り付けの家具であれば
材質と色を合わせることは比較的容易なのですが

耐久性を重視しているカワジリデザインのフロートテレビボードは
メラミン化粧板をおすすめしていますので

さしあたって似たような素材のメラミンのサンプルを取り寄せてみることにしました。

それで900以上もあるメラミンを探してみたところ
ちょうどピッタリの建材が見つかったので
それを送ったところすぐ了解をいただきました。

そして完成した写真がこちらです。

とても馴染んでいると思いませんか?

こちらも同様の例です。

何にも合わせていないが落ち着いて見える高度なカラーコーディネート

この写真がオーナー様から送られてきた時は

思わず「うーん!」と唸ってしまいました。

それは一見してどのカラーにも合わせていないからです。

床の色ともかけ離れているし

壁材とも離れている。

なのにシックリきている。

ただ言えることは

テレビボード周りだけダークトーンにしているということです。

このように

リビングの中で独立したスペースに見せるテクニツクを

「縁切り」と言います。

(*職人さんの間で伝わっている言葉は乱暴な言葉やギョッとする言葉が多い)

例えば接木のテクニックや種類でも

「ドブほぞ」とか「ビンタ欠き」

という例もあるくらいです。
(*地方によって変わると思います)

センターテーブルとカラーを合わせた例

これは見た瞬間にわかりますね。

室内のカラーの中で

テレビボードとセンターテーブルだけが
同一のカラーになっています。

そして室内との明暗のコントラストも計算されている高度なコーディネートです。

システムキッチンと合わせた例

リビングダイニングということで
キッチンが主役になっています。

そしてテレビボードはそれを邪魔しない
キッチンの同一のカラーになっています。

実はこの家は、

一時期モデルハウスとして公開されたほど

オーナー様のセンスが光ったコーディネートなのです。

ソファーと合わせた例

テレビボードとソファーだけがダークカラーとなっていて

明るい室内とのコントラストがはっきりしていて
空間が締まって見えます。

これも高度なカラーコーディネートです。

いかがでしたか?

公式のフロートテレビボードはカラーが豊富なので

自由なカラーコーディネートが楽しめるという実例を紹介させていただきました。

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この記事を書いた人

【フロートテレビボード開発者】
2004年にフロートテレビボードを開発した家具デザイナー
従来のテレビボードの欠点を解消するために、テレビボードを浮かせて配線を収納する構造を考案
ハウスメーカーや設計事務所などから多くのオーダー家具の依頼を受けている
住宅の設計担当者やインテリアコーディネーターの講師も務めている

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