私が尊敬するインテリアコーディネーター

 

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私の知っているインテリアコーディネーター

私の知っているインテリアコーディネーターは着るもの、家、車、収納、家具、小物、日用品、など暮らしに必要なもの全てがシンプルでセンスが良いのです(汗)。おまけに食べるものまで吟味されていてミーティグと称した食事会を定期的に開いてインテリアの情報交換をしています。つまり何もかにもがおしゃれなのです。

私は家具のデザイナーですがとてもこんな生活はできていません。ですからミーティングに誘われても居酒屋以外の場所なら窮屈さを感じてしまいそうなので参加したことはありません。(汗)

だいたい家具の設計屋、少なくとも私は家具工場や建築現場の人達とばかり会っているのでかしこまった話など苦手なのです。ですからインテリアコーディネーターの方々とは付かず離れずという微妙な距離感を保ちつつ交流を重ねています。

そんな私もやはりインテリアコーディネーターの持ち物や生活スタイルには刺激を受けていて、家で見かけた小物や収納や着るもの、出される軽食類やデザートと皿やティーカップにいたるまでを観察するようになったのは言うまでもありません。それからはどこに行ったらこのようなアイテムを揃えられるのだろうと街に出かけた際はショップ巡りをするようになりました。

そうして気に入ったアイテムを一つ、また一つと集めていくうちにいままで使っていた物の処分に困り始めて知人に譲り始めたのですが、そのときにいかに無計画に物を買っていたことにあらためて気づかされたのです。それからは小さなものでもよく考えて購入するようになりました。もちろん衝動買いも少なくなりました。

 

 

 

 

インテリアコーディネーターは見られるを意識せざるを得ない職業

最近では家具の打ち合わせ、フロートタイプのテレビボードの打ち合わせはすべてネット環境でできてしまいますので、お互いの顔を見ることもなくなりました。そんな条件でも、このインテリアコーディネーターは優秀でお客様への配慮がいき届いているなぁと思わせる方は少なくありません。きっとおしゃれな人なんだろうと勝手に想像しているのですが、家のオーナーとは直接会っているのでしょうから素敵なインテリアを紹介する立場のインテリアコーディネーターはセンスに磨きをかけていることは想像に固くありません。

 

 

 

 

真のインテリアコーディネーター

私が尊敬するインテリアコーディネーターは現場に行く際のスリッパまでおしゃれで(笑)現場に行った時に笑ってしまったことがあったぐらいです。

それはそれとしてこのインテリアコーディネーターは常に現場に行き、大工さんにあれこれと指示をだしていたのですが大工さんが困った顔をしていたことがありました。それは技術的な指示ではなくイメージをただ伝えられたからでした。それで迷っている大工さんに私が技術的な指示を出して納得してもらったことも少なくありませんでした。

ですが、自分の持つイメージを何とか大工さんに伝えようとするそのインテリアコーディネーターの姿勢は見事なものでした。たとえ技術的な説明ができなくとも真剣な訴えは大工さんの心を動かします。それでどういった施工をすればインテリアコーディネーターの意図とする形になるのかと模索をしてくれるのです。

確かに現場は技術的な指示がなくては何もできないのですが、このように大工さんが自ら納まりを考えてインテリアコーディネーターの持つイメージに寄せてくるのですから、たとえ技術的な指示ができなくともイメージを伝え続ける姿勢はまさに真のインテリアコーディネーターの姿だと思っています。

 

 

 

 

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この記事を書いた人

【フロートテレビボード開発者】
2004年にフロートテレビボードを開発した家具デザイナー
従来のテレビボードの欠点を解消するために、テレビボードを浮かせて配線を収納する構造を考案
ハウスメーカーや設計事務所などから多くのオーダー家具の依頼を受けている
住宅の設計担当者やインテリアコーディネーターの講師も務めている

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