フロートテレビボード1800オーダー例:始まりは一通のメールからでした

フロートテレビボードの寸法は
1800から2400を標準サイズとしていますが
カワジリデザインでは完全オーダー対応なので3メートル4メートル、
つまりサイズには制限なく対応が可能です。

そもそもは狭小住宅が多い日本において
リビングを広く感じさせたいと思ったことが開発動機でした。

そして日本の住宅は、
特に都心では狭い、広いに関係なくおしゃれな住宅が多いことが世界から注目を集めています。

今回ご紹介させていただく施工事例は、都心部に建つ洗練された住宅の建築をご計画のお客様からの一通のメールをきっかけに、このプロジェクトが始まりました。

目次

始まりは一通のメールからでした

「ご担当者様
現在、戸建ての建築を計画しておりましてテレビを壁掛けにするに当たり、フロートテレビボードをさがしております。
そこで、貴社のページを拝見したのですが、基本タイプとされている以下について違いを教えていただけませんでしょうか。

・Aタイプ (Aグレード)
・Aタイプ (Bグレード)
・Bタイプ (Aグレード)

W1800タイプで検討しております。

宜しくお願い申し上げます。」

というものでした。

そして

「O 様 お問合せありがとうございます。

Aタイプは扉の数が2枚となっていて
AグレードとBグレードの違いは扉のデザインの違いです。

Aグレードはガラスが横いっぱいになっているもので
技術的にはとても難しいものとなっています。

Bグレードは一般的な真ん中をくり抜いてガラスをはめ込んだものになっています。

扉のデザインの違いだけで他はすべて共通なので
製品の差はありません。

Bタイプは扉の数が3枚となっているだけです。

扉の割付の寸法も自由となっています。

そして収納したい機器類の寸法に合わせますので

キャビネットの高さと奥行きに関しては
高さは300ほど奥行きは450ほどまでは価格は変わりません。

ガラスの位置についても自由に上下を設定できますし
大きさも自由です。

扉をスリットタイプにしても価格は変わりません。

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ごらんください。

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以上よろしくお願いいたします。

お問合せありがとうございました。」

という返信をした後から

具体的な打ち合わせが始まり

プラン作りをしてチェックをしてもらい

また訂正プランを提出してチェックをしてもらうことを何度も繰り返し、

特にテレビボードの中に収納したい機器とテレビボード上に置くサウンドバーの
配線孔、そして肝心な熱の放出をするために扉のデザインに変える必要があったりと
細かな細工がこのシンプルなテレビボードの中にはいっぱいあったのです。

一見しただけではとても分からないでしょう。

具体的な打ち合わせに入る

そして打ち合わせは

家の建築会社様に施工を速やかに行なってもらうための資料作りへと進んで行き、

下地の追加の方法、電源位置の移動、取付の仕方を解説した動画マニュアルを渡したのですが

最終的には断られたので

こちらの方で施工業者に依頼することになりました。

これは

フロートテレビボードが数多く出回っている中で
取付を建築業者にただお願いすれば良いという安易な考えとともに、

安全を担保していないテレビボードが増えてきているので
建築会社のほうでとても責任は持てないという流れになってきていることを意味します。

では

建築会社はどのように判断するかと言うと、

まず安全面です。

特に耐荷重は人の怪我に密接に関係するので
この数字が100キロを切った段階で断られるでしょう。
(100キロでもテレビボードの中にメディアなどを収納すれば
あっという間に自重を含めて80キロ以上になってしまいます。
ですから100キロでも安心はできません)

そして悪いことに内部のスペースに余裕が無くなれば
その分通気が悪くなります。

収納するのはレコーダーだけなので安全と思わないでください。

最新のレコーダーは高機能になってきているため
熱が放出できる場所への設置を進めています。

ゲームはその最たるものです。

そして熱が溜まるとレコーダーやゲームも強制終了になってしまいます。

せっかく購入したフロートテレビボードもこうなったら
取り換えの必要がでてくるので注意が必要というわけです。

(取り外しには壁の補修が伴うため大きな出費になってしまいます)

そしてこれは建築会社でも判断が難しいものとして
耐久性のある構造かどうかがあります。

通常の家具はフラッシュ構造(板の内部は骨組みで空間がある構造)

が主流となっているため、その理由は家具は床に置くものが通例なので
強度を極端に必要としないからで、床から浮かす家具として強度計算されていないところに問題があるのです。

なのでフロート、つまり浮かせた場合には

強度が足りなくなり、中心が下がってくるという現象が起きるのは必然と言えます。
つまりテレビを壁掛けにしない場合は
中心が数ミリ下がるだけで前に落ちそうになるということです。

小さなお子さんはテレビの前に立つことが多いので
テレビが手前に倒れてくるとケガに繋がる危険性があるのは言うまでもありません。

900以上の建材のWEBカタログから希望の仕上げを選定

そして打ち合わせですが、

建材見本の選定に移ります。

900以上の建材のWEBカタログから

好きな色、気になった色を片っ端から選んでもらい、

それをメーカーに手配をします。

フロートテレビボード仕上げメラミン

10枚以上も珍しくありません。

白という色だけでも軽く10枚以上になるんですよ。

インテリアコーディネート、カラーコーディネートにこだわるのなら

これは普通です。

このように何度も打ち合わせを重ね、

メールのやりとりを数えたら60回を超えていました。

つまり家の建築の打ち合わせ並み、それ以上ですよ。

それでは

製作模様の写真から

設置前、

そして完成写真をごらんください。

製作写真から完成写真をごらんください

製作写真は工場から送られてきますが

設置前と設置後の写真はオーナー様から送っていただいたものです。

フロートテレビボードを設計する私と製造に携わる職人さんは

通常は設置後の写真を見ることはありません。

それでは

製作写真から完成写真をごらんください。

お客様からのレビュー

今回の完成写真はオーナー様のご厚意で送ってもらえましたので
記事にすることができました。

O様ご協力のほど本当にありがとうございました。

最後にO様からのレビューを紹介させていただきます。

O様からのレビュー

川尻さま

お世話になります。配線関係が全て整いましたので、何枚かお写真お送りいたします。

全て設定が完了し安堵の気持ちです。かっこいいテレビボードが毎日の暮らしに彩りを添えてくれています。川尻さんにお願いして本当に良かったです。

今回、取り付けや配線に関わってくださった業者さんの中にはあまり知見がない方もいたので
もっともっと壁掛けテレビもフロートテレビボードも普及すれば良いなと思いました。
(これから周囲に検討している人がいたら全力でお勧めします!)

今後のご活躍も陰ながら応援しております。

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この記事を書いた人

【フロートテレビボード開発者】
2004年にフロートテレビボードを開発した家具デザイナー
従来のテレビボードの欠点を解消するために、テレビボードを浮かせて配線を収納する構造を考案
ハウスメーカーや設計事務所などから多くのオーダー家具の依頼を受けている
住宅の設計担当者やインテリアコーディネーターの講師も務めている

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