壁掛けテレビだけじゃ物足りない。テレビボードも壁掛け(フロートタイプ)に!
テレビを壁掛けにするスタイルが浸透してきていますが
それに似合うテレビボードも揃えたいと思いませんか?
ここでは一切床に置くことがないフロートテレビボードを紹介したいと思います。
テレビはスッキリ見たいもの
テレビを設置するときには電源コードやアンテナ線が邪魔になりますよね。
それを解消したのが壁掛けスタイルです。
ただし壁掛けスタイルにするには新築時かリフォーム時に限られるという制約があるのも確かですから
事前にリサーチして工事会社に依頼する必要があります。
もう一つ上のことを考えましょう
テレビを壁掛けにすることはもう珍しいことではありませんが
そのテレビの下のテレビボードも壁掛けにしてスッキリさせるという上級の
コーディネート例はまだまだ少ないと思います。
邪魔なものはいっさい目に入らないフロートテレビボード
テレビもテレビボードも壁掛けにすると回りにはいっさいじゃまなものは
目に入りません。
掃除も楽ですし、床がいつまでも綺麗なまま。
雑多なインテリアから解放されます。
雑多なインテリアとは
多く見かけるのは、配線を隠すために何かをプラスしてにぎやかに
飾ってしまう例です。
当然それが好きな場合を除きますが。
何かをプラスするインテリアコーディネートは気分を変えたい時には
手間がかかるということも知っておいたほうが良いと思います。
インテリアコーディネートはプラス思考からマイナス思考へ
モデルハウス展示場へは一度は行ったことがあると思いますが、
素敵なインテリアにうっとりとしたことも少なくないでしょう。
実はこれはそう思わせるための戦略に過ぎないのです。
モデルハウス展示場は何棟ものモデルハウスがあるのですから
「普通ではいけない」のです。
(この考え方は全てではありません)
何か印象に残るしつらえが必ず施されています。
何度も見ると飽きてしまう
多くのモデルハウスを見続け、多くのハウスメーカーの経営陣とも
話をしているとなかなか面白い発見をすることがあります。
一つは、一見して引き込まれるほどのインパクトを与えようとするもの。
もう一つは、しつこいインテリアコーディネートはあえて避けるというものです。
面白いですよね、相反していますから。
結果から言いますと、両社のモデルハウスは他と比べても評判が高かったのですが、
長いあいだ良い評判を得たモデルハウスはしつこいインテリアコーディネートをあえて避けた
ハウスメーカーが建てたものでした。
派手は一時、飽きなさは永続的
モデルハウスやショールームに住んでみたいという声を多く聞きますが
本当にそう思いますか?
一ヶ月もしないうちに飽きてしまうでしょう。
何度も何度も足を運んだ経験から、いつ行ってもいごこちが良いのは
しつこくないインテリアコーディネートが施されたモデルハウスです。
自信があるからシンプルにする
自分の経験ではデザインが思うようにできないときは
たし算で考えてあれもこれもとしつこいデザインになることが多いです。
時間をかければ良いというものではないんですよね。
こだわりというと聞こえは良いのですが、自分を無理に納得させているのかもしれません。
そういう時にはあえて寝せておきます。
するとまったく別な角度から案が浮かぶことって実は多いのですが、
その時には時間もかからずデザインを作れてしまいます。
結果、ムダを削ぎ落としたシンプルなデザインとなるのです。
ディテールは真似されるもの
家具のデザインのディテールは真似されることが多く、
知らないうちに自分も真似をしているのかもしれません。
一般に公開しているのですからそれも必然です。
でも検索するとすぐにわかるので真似している方にとっては
ちょっといごこちが悪いのかも知れません。
つい最近も検索でk-designのフロートテレビボードの扉のデザインを
そっくりそのまま真似しているテレビボードを見かけましたよ。
そのディテールを開発した時には近いうちにそうなることは予想していましたが
直接目にするとなんとなく複雑な思いになるものです。
フロートテレビボードの耐荷重と本体の強度はじゅうぶんでなければいけない
最近検索結果でも類似のフロートテレビボード。類似とは言えない
k-designのフロートテレビボードそのままのデザインを見かけますが
耐荷重はじゅうぶんなのかどうかがとても気になります。
下地の部分なので見えないということもあり写真だけでは分かりません。
ですがもし子供が腰をかけてしまったりしたときに壁から外れたり、
テレビボード自体が歪んでしまったりすればおおごとです。
支える構造だけではない、テレビボード本体の構造はどうか
フロートテレビボードについては浮かせることばかり考えがちですが
大切なのはそれだけではありません。
テレビボード本体の構造に強度がなければいけないのです。
フラッシュ構造はNG
一般的に普及している家具の構造の多くはフラッシュ構造となっています。
海外の高級家具もそうです。
そしてその構造を把握せずに家具を作らせたら私が思う強度には達しません。
つまり将来的に歪んでしまう恐れがあるということです。
ですから見た目だけで選んではいけないのです。
安全性を担保する必要性
家具の製造者の責任はなんといっても安全性の担保です。
プランニングはできても製造の管理までできないかたが多いので
注意しましょう。
工場及び製作の過程を知っている人は少ないという現実
住宅の設計担当者やインテリアコーディネーター、
インテリアショップの方でも家具の製作過程までご存知の方はわりに少ないと思っています。
それは製作会社に図面を渡して終わりというスタイルが浸透しているからなんですが
家具の構造を知識として蓄えていないと工場へ出向いても何がどうなっているかが
把握できません。
ですから「おまかせ」にならざるを得ないというのが現実なのです。
フロートテレビボードは軽くしなければいけないという間違った思い込み
だれもが、テレビボードを浮かせるのなら軽くすれば良いと思うことでしょう。
私も開発時にはそう思いました。
ですが結果から言うとそれは大きな間違いだったのです。
テレビボードを軽くすれば確かに支えの負担は軽くなります。
ですが、取り外しのできない家具が歪んでしまったりすれば大変なことになります。
ですからフロートテレビボードの製作については軽くすることよりも強度を優先しなければ
ならないということです。
耐荷重が200kg超えという実験結果に驚く
フロートテレビボードを開発した当時から最近までは経験値だけで
耐荷重についての質問に対しては80kgから100kgぐらいまではぜんぜん問題はありませんと
言っていましたが(無責任ですみません)最近行った実験では耐荷重が200kg超えという数字が出たので
驚いているところです。
詳しくはこちらをごらんください。