フロートテレビボードを2004年に
お付き合いのあるハウスメーカーのモデルハウスで発表したときは
浮いている状態に驚かれただけではなく
周りにコンセントや配線が見えないことにも
驚かれた方もいたようです。
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コンセントはすべてテレビボードに収納します
フロートテレビボードの開発理念は
リビングをすっきり見せたいというものでしたので
邪魔になるコンセントと配線には気を配りました。
形だけ良くても
使い勝手が悪くては意味がないからです。
まず
コンセントですが
テレビボードの内部に納めるのですが
単純にコンセント部分のキャビネットの背板をなくすればよいというものではありません。
その理由は
テレビボードを取り付けるときの現場状況で変わるからです。
分かりやすく言うと
クロス工事の前か後かで変わるということです。
一般的には
家具は工事完了後に家に持ってきて設置しますが
フロートテレビボードは
壁に固定しなくてはいけないため
現場としてはクロス工事前に取り付けようとするからです。
最近では壁にエコカラットを貼る家も多くなっているので
なおさら壁材工事の前に取り付ける必要があるのです。
※エコカラットは湿気を吸収するため
小さな穴が無数にある構造になっているので強度は十分ではありません。
エコカラットをどうしても先に貼らなければならないときは
テレビボードより少し大きめの開口をあけてもらうか、
テレビボードサイズをあけて壁材と同じ厚さの合板をそこに貼ることをお勧めしています。
エコカラットの施工マニュアルでも
器具を無理に取り付けると破損する可能性があると明記されています。
https://iinavi.inax.lixil.co.jp/pdf/manual/ta-ig114b-11-01.pdf
(20ページ参照)
どうしてクロス前だと
背板が必要になるかというと
フロートテレビボードの内部が狭いため
後でクロスを貼ることができないからです。
それに
コンセントがまだ付けられていない状況も少なくないからです。
ですから
どのような状況にも対応できるように
コンセント部分の背板は外れるようにして
現場で移設してもらうようにしています。
配線ルートと通気孔
配線に関しては内部のどこにでも回せるだけではなく
底に開けてある通気孔から外部の機器類に繋ぐこともできます。
強制的にファンで放熱する方法もありますのでごらんください。
テレビボードの上や側面に配線孔を付けたい場合は
通気用スリットを兼用したり
通気孔キャップを付けます。
お好きな配線孔を選んでいただければ
それをお付けします。
フロートテレビボードは完全オーダーですのでどのようなご希望でも遠慮せずにお伝えください
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その前に価格表ごらんください