家の完成後はテレビボードにキズが付かなくても済むので安心
フロートタイプのテレビボードはご依頼時から2ヶ月ほどで納品となっているためそれまでに家が完成してしまうということが少なくありません。
工事する側としては家の工事中にテレビボードを取り付けてしまいたいところだとは思いますが、実はこちら側にしてみればある意味好都合なのです。
それは家具にキズが付くことを避けられるからです。
こんなことを言うと、「工事の管理を信用できないのか」と言われそうですが、24時間現場に管理者がいるのであればもちろん心配はしません。ですがそれは不可能です。
確かにテレビボードをベニヤとダンボールで養生すれば一見問題ないように思えますが、これが盲点となることがあります。
家具工事はキズとの戦い
では実例を話しましょう。
現場の大工さん、クロス屋さん、電気屋さんが工事を完了すると美装前に床の養生ベニヤ剥がしや雑材の撤去をすることがあるのですが、その時に建材を家具にぶつけてしまったということがありました。
ほかには、美装の段階で掃除機の先の部分で家具を擦ってしまいキズが付いてしまったこともあります。
それとテレビボードの場合は道具や建材を置くにもちょうど良い高さとなっているので現場に行ってみたら物が積み上がっていたという笑えないこともありました。(苦笑い)
これらのことを考えたら管理するほうも気が気ではありません。ですからそのことを理解している施工会社はあえて現場が完成してから取り付けをするようにしているのです。
鏡面仕上の家具は補修ができない
最近ではフロートタイプのテレビボードの仕上は鏡面仕上げを希望される方が増えてきていますので
お客様と施工管理会社には扱いにはじゅうぶん注意をしていただくように促していますが、
その理由は鏡面仕上の家具は補修ができないからです。
ですから家の完成後にあらためてテレビボードの取り付けに入りますと言われた時は内心ホッとしています。
施工面から考えると家の工事中が一番確実で効率も良いのですが不可抗力を避けるのであればやはり家の工事完了後のオプションとしていただけることが一番安心を覚えますね。